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FXの取引において適切なレバレッジの計算方法とは?

XMでのFX取引において、その魅力とは888倍のハイレバレッジにあるということをご紹介しましたが、このレバレッジは自分がどれくらいの損失であれば許容できるのかによって変わります。

レバレッジ1倍で取引を行えば、現金がゼロになることはありませんが、得られるリターンも小さくなります。

損失の許容量というのはトレーダーそれぞれで異なります。一概には言えませんが、ハイレバレッジになるほど、損失を被った場合も大きくなりますので、注意が必要です。

20万円の証拠金で一割である2万円までの損失を許容できる場合

各通貨によって値幅は変わりますが、米ドル円などだと通常一日当たり、1円程度の値動きをすることがあります。ここで、20万円の証拠金で10000通貨の米ドルを購入した場合、110円だったものが、109円になると、10000円の損失が出ます。このときのレバレッジは

110円×10000通貨÷20万円=5.5倍

となり、20万円の証拠金で110円で10000通貨購入した場合には、レバレッジは5.5倍に相当します。このときの損失は10000円になりますので、レバレッジ5.5倍であれば、一日当たりの値動きで損失2万円までは許容できる取引になります。

取引を行う際には、証拠金の10%程度の損失で済むようなレバレッジが有効

取引を行う上で、ハイレバレッジになればその分、リターンも大きくなるのですが、逆方向に動いた場合には損失も大きくなることを念頭に置かねばなりません。20万円の証拠金があったのであれば、10%である2万円程度が許容できる証拠金として有効です。

投資金額が20万円でもうすこし、レバレッジをかけても大丈夫という場合には、取引通貨を20000通貨にしてみますと、1円の値動きで、2万円の損失になりますので、この辺りがロスカットの大きさとしては妥当なラインに入ってきます。

その際のレバレッジは、110円×20000通貨÷20万円=11倍となります。

したがって、レバレッジ11倍ぐらいで、1円の値動きが起きた場合に損失が出たときに許容できる金額を超えてくることになります。

実際には、レバレッジは888倍まで設定することができますが、リスクを取って888倍のレバレッジでポジションを取ってしまうと、価格が大きく変動した時には大きな損失を被る可能性もあるので、注意が必要です。

自分の許容範囲を知り、レバレッジを設定しよう。

今は損失の許容量を実効レバレッジに換算してご紹介していますが、実際に自分で取引をしてみて、どれくらいの含み損であれば精神的に耐えられるのかといった点から、実効レバレッジを決定されるといいのではないでしょうか。

レバレッジをかけて大きな金額を動かすようになると、損益も大きく変化しますので、損が出てきたときに自分では耐えられないといった金額になるような場合には、それはレバレッジをかけすぎていることになります。一日にどれくらい値幅が動いてもぶれずに持っていられるくらいのレバレッジが何倍であるのかを決定しておくといいでしょう。

大きなニュースやショックが起こると一日に2~3円の値幅で動くようなときもあります。そういった場合には、レバレッジを下げることで、急落や急騰に備えるという方法もあります。金利を得て運用をする場合には、レバレッジは2~3倍の低レバレッジで運用することがポイントになります。急落に備える意味でも、レバレッジは低く見積もっておくほうがロスカットの危険性が低くなるのでいいでしょう。

日々の値動きも考えつつ、とれるリスクを考えてレバレッジを決定していくといいでしょう。できれば、保証金の10%程度の損失になるように取引量を調節しましょう。

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