Pivotを使ってトレードの勝率を高める方法。TradingViewのフィボナッチピボットについて。

かなめ@仮想通貨.com

あなたはどんなインジケータを入れていますか?

トレード手法が無数に存在するように、ボリンジャーバンドや移動平均線などメジャーなインジケーターをはじめ、トレードに利用しているインジケータも十人十色だと思います。

そんな中でトレード歴8年目になる私が個人的に一番使えると思うインジケーターを紹介していきたいと思います。

この記事では、TradingViewの画面を使いながら解説をしていきます。TradingViewの機能や使い方に興味がある方は以下の記事をぜひご覧ください。

TradingView 知りたい5つの疑問。実際に使ってレビューしてみた。TradingViewのメリットとデメリット。 TradingViewの知りたい5つの疑問と便利機能をレビュー

フィボナッチピボットが秀逸【おすすめ】

 

まず結論からいうと、フィボナッチピボットというインジケーターがマジで秀逸です。

何が有能かというと、わざわざラインを探さなくてもサポートライン、レジスタンスのラインが分かるからです。

ドル円の5分足チャートで解説していきたいと思います。

TradingViewのフィボナッチピボット

通常のピボットではなくフィボナッチピボットで表していますが、きちんとサポートラインとレジスタンスラインが機能しているのが分かると思います。インジケーターを入れるだけで良いので、裁量でサポートやレジスタンスラインを決める必要がありません。

ピボットポイントって何?

ピボットポイントというインジケーターは、アメリカで小麦などの商品先物取引が始まったころから存在していると言われていて、かなり昔から使われているようです。

YouTubeでFX解説をしている方なのですが、分かりやすいと思いましたので、紹介します。Pivotポイントの基本的な見方や活用方法が分かります。

ピボットを算出する期間は、1日を表すデイリーピボットや1週間を表すウィークリーピボットなどの種類があり、多くの機関投資家から愛用されています。

例えば、デイリーピボットの場合、前日の高値や安値を使って計算します。

通常のピボットの計算式はこのようになります。

ピボットプライス(P:Pivot Price)=(H+L+C)÷3
H:前日高値、L:前日安値、C:前日終値

D1=H-P:高値とピボットの差
D2=P-L:安値とピボットの差
D3=H-L:高値と安値の差

HBOP(High Break Out Price上方ブレークアウト)=P+D2+D3=2P-2L+H
R2(上値抵抗2:レジスタンス)=P+D3=P+H-L
R1(上値抵抗1:レジスタンス)=P+D2=2P-L
ピボット(P)=(H+L+C)÷3
S1(下値支持1:サポート)=P-D1=2P-H
S2(下値支持2:サポート)=P-D3=P-H+L

参考 ピボットの計算式マネーパートナーズ

フィボナッチピボットとは?

通常のピボットラインは変わらないですが、レジスタンスやサポートラインがフィボナッチ数列で求められます。ですので、通常のピボットよりもラインの間隔が狭いのが特徴で、反応しやすいレートに非常にフィットします。

フィボナッチピボットをトレードで活用する方法

なぜ私がフィボナッチピボットをおすすめするのか?

理由は1つ!

 

めちゃくちゃ反応するインジケーターだからです

 

インジケータというのはきちんと値動きに反応して初めて使えます。いくら有名でも誰も使っていなければ、そこで買いも売りも発生しにくいため、あまり使えるとは言えません。

チャートを見ていただくと分かるとおり、フィボナッチピボットはかなり注目されているラインというのが一目瞭然でわかるかと思います。

まだ少し疑っている方がいるなら百聞は一見にしかずなので、チャートを開いてみてみましょう!

通貨ペアはなんでも大丈夫です。ちなみにポンドはテクニカルが効きやすいことで有名な通貨ペアが多いで、GBPUSDとかで見てみると分かりやすいと思います。

利確・損切り・ブレイクアウトで活用する

ピボットのフィボナッチラインはサポート・レジスタンスラインにもなるので、利確や損切り注文を置いているトレーダーが多いです。

フィボナッチピボットを根拠にエントリーしたら、直近のフィボナッチポイントを利確ターゲットにしたり、損切りしたりします。さらに、フィボナッチピボットを超えると、価格が勢いをつける場合があるので、ブレイクアウト手法もできるかもしれません。

週足フィボナッチピボットをチャートに表示させてみました。オレンジ線はフィボナッチピボットのラインで、自動的に引かれます。

TradingViewの週足フィボナッチピボット

ご覧のとおり、しっかりと反応しているのが分かると思います。トレンドフォロー戦略で利確のポイントや戻し買いなど、エントリーにも利益確定ポイントにも活用できるので、他のインジケータを使う必要がないぐらいだと思います。

ちなみに、私がフィボナッチピボットを使った手法でトレードする場合は、トレンドライン引くのみで他のインジケーターは一切使っていないです。もしかすると、トレンドの方向が分かる移動平均線やGMMA(複合型移動平均線)などは併用できるかもしれません。

Tradingviewにフィボナッチピボットを表示させる方法

TradingViewでチャートをひらけます。

下の画像のようにChartを開きます。

TradingViewの「Chart」を選択

チャートを開いたら通貨ペアを選択します

通貨ペアを選択し、「インジケータ」をクリック

番号1でGBPUSD(ポンドドル)やUSDJPY(ドル円)など好きな通貨ペアを選択しましょう

番号2でフィボナッチピボットを選びます。”ピボットポイント・スタンダード”で検索して選択します。

フィボナッチピボットの設定画面

左上にピボットというインジケーター名が表示されます。歯車マークをクリックすると、上記のように表示されます。

タイプをフィボナッチで選択し、期間をWeekly(週足)にしてみましょう!

デイトレードやスキャルピングをする方でもWeekly(週足)が私のオススメです。

実際に表示してみると、ローソク足がとても良く反応しているのが分かります。

今まで「何でもっと伸びないんだよ!」とか「まだ下がり続けんの?一体どこまで下がるんだよ・・・」

など、値動きが読みにくかった方でも、フィボナッチピボットを活用すれば、以前よりも値動きが読みやすくなると思います。

FX初心者の方や、なかなか勝てなかったトレーダーも勝率はグッと上がると思います。

ピボットの使い方

使い方としては、やはり利確損切りに使うのとブレイクアウト戻し売り・戻し買いに利用することです。100%反応するわけではないですが、かなりの確率で反応してくるインジケータです。

注意
逆張りでは使わない。あくまで順張りの中で利用すること

順張りの中で使うとかなり勝てます。特にトレンドラインとこのピボットラインが重なったときはかなり強く反応することが多いので、使いこなせるようになると一気にトレードが上達すると思います。

フィボナッチピボットを試してみよう

フィボナッチピボットというインジケータを紹介しました。

「なかなか勝てない・・・」と悩んでいる方は、ぜひ、試してみてください。